「池の水」抜くのは誰のため?―暴走する生き物愛―(新潮新書)

小坪遊/著
配信開始日: 2020/10/17
価格:836円(税込)
新潮新書
生物学 社会 メディア・マスコミ
作品カナ:イケノミズヌクノハダレノタメボウソウスルイキモノアイシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610879-2
外来種退治、放流、餌やり―その善意は、悲劇の始まりかも。知られざる生き物事件を徹底取材。
「池の外来種をやっつけろ」「カブトムシの森を再生する」「鳥のヒナを保護したい」――その善意は、悲劇の始まりかもしれない。人間の自分勝手な愛が暴走することで、より多くの生き物が死滅に追い込まれ、地域の生態系が脅かされる。さらに恐ろしいのは、悪質マニアや自称プロの暗躍だ。知られざる〝生き物事件〟の現場に出向いて徹底取材。人気テレビ番組や報道の盲点にも切り込む。

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小坪遊(コツボ・ユウ) プロフィール

1980(昭和55)年福岡県生まれ。京都大学大学院農学研究科修士課程修了後に朝日新聞社入社。松山総局、京都総局などを経て2013~2015年に福島総局で東日本大震災・原発事故の取材を担当した。2020年から東京本社科学医療部記者。

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