出雲世界紀行―生きているアジア、神々の祝祭―(新潮文庫)
新潮文庫
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文化史・文化論
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作品カナ:イズモセカイキコウイキテイルアジアカミガミノシュクサイシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-121517-4
紙書籍ISBN:978-4-10-121517-4
出雲はバリ島である――。知的発見に満ちた旅は、不思議な温かい読後感。
子供から老人までが熱狂する神楽、「荒神様有り」と記された不思議な不動産広告。神話を信じて卵を食べない町や、なぜか観光客が絶えない謎の町。出雲・石見・境港。旅するうちに見えてきたのは……。目に見えない存在を信じる暮らしや、伝統を支える持続可能な知恵、遠く東南アジアにまでつながる文化の〈地下茎〉だった。そして旅は、温かい涙が流れるクライマックスへ。『どこにでも神様』改題。(解説・志川節子)
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野村進(ノムラ・ススム) プロフィール
1956(昭和31)年東京生れ。ノンフィクションライター。拓殖大学国際学部教授。在日コリアンの世界を描いた『コリアン世界の旅』で大宅壮一ノンフィクション賞、講談社ノンフィクション賞受賞。『アジア 新しい物語』でアジア太平洋賞受賞。主な著書に、『フィリピン新人民軍従軍記』『救急精神病棟』『脳を知りたい!』『アジア定住』『海の果ての祖国』『日本領サイパン島の一万日』『島国チャイニーズ』『千年企業の大逆転』『解放老人』『調べる技術・書く技術』『千年、働いてきました』など多数。