邯鄲の島遥かなり 上

単行本
文芸一般
作品カナ:カンタンノシマハルカナリ01
シリーズ名: 邯鄲の島遥かなり
紙書籍ISBN:978-4-10-303873-3
シリーズ名: 邯鄲の島遥かなり
紙書籍ISBN:978-4-10-303873-3
神生島――それは百五十年の時を映す不思議な鏡。渾身の大河小説三千二百枚、開幕!
神生島にイチマツが帰ってきた。神か仏のような人間離れした美貌の一ノ屋松造は、島の女たちと次々に契る。そして生まれた子供には、唇のような形の赤痣が身体のどこかにあった。またその子供たちにも同じ痣が――。明治維新から「あの日」の先までを、多彩な十七の物語がプリズムのように映し出す。
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貫井徳郎(ヌクイ・トクロウ) プロフィール

1968年東京都生まれ。早稲田大学卒。1993年、鮎川哲也賞最終候補となった『慟哭』でデビュー。2010年、『乱反射』で日本推理作家協会賞、『後悔と真実の色』で山本周五郎賞受賞。『愚行録』、『灰色の虹』、『新月譚』、『微笑む人』、『宿命と真実の炎』、『罪と祈り』、『悪の芽』ほか著書多数。