この橋をわたって(新潮文庫)
新潮文庫
文芸一般
ファンタジー
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:コノハシヲワタッテシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-142606-8
紙書籍ISBN:978-4-10-142606-8
橋のむこうは、ちょっと不思議な世界でした――。心あたたまる8つの物語。
妾は、猫で御座います。名前は、「ファー」って呼んでいただければ――。猫には、秘密の使命が隠されていたことが明らかにされる新井素子版『吾輩は猫である』。素直になれない猫と、不器用なカラスの友情を描く「黒猫ナイトの冒険」。十四歳少女が土地神からの風変わりな試練に立ち向かう「なごみちゃんの大晦日」など、日常から伸びる「橋」をわたった先に待つ、心あたたまる8つの不思議。
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新井素子(アライ・モトコ) プロフィール
1960(昭和35)年、東京都生れ。立教大学文学部卒業。都立高校2年生のとき、「あたしの中の……」が第一回奇想天外SF新人賞佳作に入選、星新一氏の強い推薦で作家デビュー。1981年「グリーン・レクイエム」、1982年「ネプチューン」で2年連続の星雲賞日本短編部門受賞。1999(平成11)年『チグリスとユーフラテス』で日本SF大賞受賞。『星へ行く船』『ひとめあなたに…』『結婚物語』『新婚物語』『あなたにここにいて欲しい』『緑幻想』『おしまいの日』『ハッピー・バースディ』『もいちどあなたにあいたいな』『絶対猫から動かない』、星新一作品のアンソロジー&エッセイ『ほしのはじまり』など、著書多数。