硝子の葦(新潮文庫)
新潮文庫
文芸一般
ミステリ
ドラマ・映画・アニメ関連
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ガラスノアシシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-125482-1
紙書籍ISBN:978-4-10-125482-1
直木賞受賞作『ホテルローヤル』に連なる傑作長編ミステリー。度肝を抜く大どんでん返し驚愕の結末!
道東・釧路で『ホテルローヤル』を営む幸田喜一郎が交通事故で意識不明の重体となった。年の離れた夫を看病する妻・節子の平穏な日常にも亀裂が入り、闇が溢れ出す――。彼女が愛人関係にある澤木とともに、家出した夫の一人娘を探し始めると、次々と謎に直面する。短歌仲間の家庭に潜む秘密、その娘の誘拐事件、長らく夫の愛人だった母の失踪……。驚愕の結末を迎える傑作ミステリー。(解説・池上冬樹)
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桜木紫乃(サクラギ・シノ) プロフィール
1965年、北海道釧路市生まれ。2002年、「雪虫」でオール讀物新人賞を受賞し、2007年、同作を収録した単行本『氷平線』でデビューした。2013年、『ラブレス』で島清恋愛文学賞、『ホテルローヤル』で直木賞を、2020年、『家族じまい』で中央公論文芸賞を受賞。ほかの著書に『硝子の葦』『起終点駅(ターミナル)』『裸の華』『ふたりぐらし』など多数。『孤蝶の城』は『緋の河』の第二部にして完結篇である。