月桃夜(新潮文庫)

遠田潤子/著
配信開始日: 2022/11/28
価格:737円(税込)
新潮文庫
文芸一般 ファンタジー TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ゲットウヤシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-104352-4
奄美の神に裁かれる、兄妹の禁断の絆――。ファンタジーノベル大賞受賞の幻のデビュー作。
薩摩の支配下にあった奄美。孤児のフィエクサは、父を失った少女サネンと兄妹の契りを交わす。砂糖作りに従事する奴隷のような身分の二人だが、フィエクサは碁を習い才覚を発揮、サネンは美しい娘に成長する。しかしサネンが薩摩の役人から妾に所望され、過酷な運命が動き出す――。濃厚な花の匂いの中、無慈悲な神に裁かれる禁断の絆。魔術的な魅力に満ちたファンタジーノベル大賞受賞作。(解説・吉田伸子)

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遠田潤子(トオダ・ジュンコ) プロフィール

1966(昭和41)年、大阪生れ。関西大学文学部独逸文学科卒業。2009(平成21)年『月桃夜』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。『雪の鉄樹』が「本の雑誌が選ぶ2016年度文庫ベスト10』第1位に、『オブリヴィオン』が「本の雑誌が選ぶ2017年度ベスト10」第1位に輝く。『冬雷』で第1回未来屋小説大賞を受賞。他の著書に『ドライブインまほろば』『廃墟の白墨』『銀花の蔵』『人でなしの櫻』『イオカステの揺籃』などがある。

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