血も涙もある(新潮文庫)
新潮文庫
文芸一般
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:チモナミダモアルシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-103627-4
紙書籍ISBN:978-4-10-103627-4
不倫? 倫理が何かは自分で決める――。極上の料理と危険な恋愛を描く詠美文学の真髄!
不倫? 倫理が何かは自分で決める――。35歳の和泉桃子は当代随一の料理研究家・沢口喜久江の助手を務めつつ、彼女の夫・太郎と付き合っている。「人の夫を寝盗ること」を趣味とする桃子だったが、喜久江を心から尊敬してもいる。一方の喜久江は、太郎の女癖を受け流すのが常だったが……。“lover”と“wife”と“husband”三者の視点で語られる「危険な関係」の行方は。極上の詠美文学!(解説・平松洋子)
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山田詠美(ヤマダ・エイミ) プロフィール
1959(昭和34)年、東京都生れ。1985年に「ベッドタイムアイズ」で文藝賞、1987年に『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞を受賞。近著に『つみびと』『血も涙もある』『私のことだま漂流記』など。