哀しいカフェのバラード

カーソン・マッカラーズ/著、 村上春樹/訳、 山本容子/銅版画
配信開始日: 2024/09/26
価格:2,420円(税込)
単行本
アメリカ文学 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:カナシイカフェノバラード
紙書籍ISBN:978-4-10-507182-0
村上春樹の新訳と山本容子の銅版画で、マッカラーズの名作がよみがえる。
さびれた南部の町で暮らすアミーリアは、言い寄る男に見向きもせず、独身で日用品店を営んでいる。ある日彼女のもとに背中の曲がった小汚い男が現われた。町中が噂するなか、どういうわけか彼女はこの小男に惚れこみ、同居してカフェを始める。そこにアミーリアの元夫が刑務所を出て帰還。奇妙な三角関係の行方は――。

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カーソン・マッカラーズ(McCullers,Carson) プロフィール

(1917-1967)ジョージア州コロンバス生まれ。幼少期からピアノの才能に秀で、ニューヨークのジュリアード音楽院に進むが、授業料を失くして入学を断念。かわりにコロンビア大学で創作を学び、リーヴズ・マッカラーズと結婚。1940年、23歳で『心は孤独な狩人』を執筆し、文学的なセンセーションを巻き起こした。その後は、『黄金の眼に映るもの』(1941年)、『結婚式のメンバー』(1946年)、『哀しいカフェのバラード』(1951年)、『針のない時計』(1961年)などの小説やノンフィクションを執筆、1967年、50歳で世を去った。

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村上春樹(ムラカミ・ハルキ) プロフィール

1949(昭和24)年、京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。1979年『風の歌を聴け』(群像新人文学賞)でデビュー。主な長編小説に、『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞)、『ノルウェイの森』、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『スプートニクの恋人』、『海辺のカフカ』、『アフターダーク』、『1Q84』(毎日出版文化賞)、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』、『騎士団長殺し』、『街とその不確かな壁』などがある。『螢・納屋を焼く・その他の短編』、『神の子どもたちはみな踊る』、『東京奇譚集』などの短編小説集、エッセイ集、翻訳書など著書多数。2006(平成18)フランツ・カフカ賞、オコナー国際短編賞、2009年エルサレム賞、2011年カタルーニャ国際賞、2016年アンデルセン文学賞、2022(令和4)年チノ・デルドゥカ世界賞を受賞。

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山本容子(ヤマモト・ヨウコ) プロフィール

1952(昭和27)年、埼玉県浦和市生れ。大阪育ち。京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。銅版画家。抜群の構成力と印象的な色使いにより、洒脱で洗練された雰囲気をもつ独自の銅版画世界を確立。書籍の装幀、挿画を数多く手がけている。

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