邯鄲の島遥かなり(中)(新潮文庫)
新潮文庫
文芸一般
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作品カナ:カンタンノシマハルカナリ02シンチョウブンコ
シリーズ名: 邯鄲の島遥かなり
紙書籍ISBN:978-4-10-149915-4
シリーズ名: 邯鄲の島遥かなり
紙書籍ISBN:978-4-10-149915-4
島に富をもたらす一橋産業が興隆を誇るなか、容赦無く戦争の足音が近づく。波乱の第二巻。
本土から神生島(かみおじま)への観光客も増え生活が近代化する中、一ノ屋の流れを汲み、島に巨万の富をもたらした一橋産業の一橋平太が息を引き取った。後継は先代が決して手を出さなかった軍需産業に進出する。昭和16年日米開戦。島の駆逐艦造船所を狙った米軍の空襲で町は火の海と化す。島を支えてきたはずの会社のせいで、島民たちは生きながら地獄に落とされる――。驚異の大河小説、激動の第二幕。
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貫井徳郎(ヌクイ・トクロウ) プロフィール
1968(昭和43)年、東京生れ。早稲田大学卒。1993(平成5)年、鮎川哲也賞の最終候補作『慟哭』でデビュー。本格ミステリーとしてのトリックを執筆の中心に据えながら、さまざまな分野や手法に挑んだ意欲的な作品を、次々と発表している。2010年、『乱反射』で日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門、『後悔と真実の色』で山本周五郎賞を受賞。ほかに『灰色の虹』『邯鄲の島遥かなり』『空白の叫び』『愚行録』『新月譚』『微笑む人』『龍の墓』『ひとつの祖国』などがある。