鬼にきんつば―坊主と同心、幽世しらべ―(新潮文庫)

新潮文庫
時代小説
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:オニニキンツバボウズトドウシンカクリヨシラベシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-106041-5
紙書籍ISBN:978-4-10-106041-5
幽霊が怖い強面同心と、霊が見える美貌の僧侶が、市井の謎を解く、大江戸人情推理帖。
「鬼の河原(かわはら)」と皆が恐れる同心の河原小平次(こへいじ)には秘密が二つある。甘い菓子にはめっぽう目がなく、じつは幽霊が大の苦手。「この家には幽霊がいます」と家賃の値下げを迫る店子の僧侶・蒼円に、秘密を二つとも見破られた小平次は、それが人知れず殺された女の霊と知り、蒼円の推理を元に下手人を探し出す――。異能を持つ美貌の僧侶と、強面だが心優しい同心が、市井の謎を解く大江戸人情推理帖。(解説・恩田陸)