神戸震災日記(新潮文庫)

田中康夫/著
配信開始日: 2003/04/04
価格:440円(税込)
新潮文庫
ドキュメンタリー TTS(読み上げ)対応
作品カナ:コウベシンサイニッキシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-143408-7
何かしろ、何ができる? ――愛着ある街の悲報に接して、作家は現地に駆け付けた。そして、そこで田中が見たものは――。
何かしろ、何ができる? ――愛着ある街の悲報に接して、作家は現地に駆け付けた。バイクに跨がり、水、下着、化粧品などを直接手渡す。そして見えてきたのは、マスコミや企業の偽善、被災者の心を汲みとれない知事や市長の体温の低さだった。その後もテント村や仮設住宅に通い続けて、何ひとつ震災前と変わらぬまま封印されてゆく現代日本の病巣までを焙り出し、作家から長野県知事へ転身させた根本的動機となる経験の、渾身のレポート。

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田中康夫(タナカ・ヤスオ) プロフィール

1956(昭和31)年東京生れ。1980年、一橋大学在学中に書いた『なんとなく、クリスタル』が文藝賞を受賞し、一躍100万部を超すベストセラーとなった。以後、小説、『東京ペログリ日記』などのエッセイ、社会評論集『ファディッシュ考現学』等、幅広い分野で活躍。2000(平成12)年には長野県知事に当選し2期6年務めた。2007年、参議院議員、2009年衆議院議員(兵庫8区)に当選。「新党日本」代表。各紙誌で執筆活動中。

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