知床に生きる―大船頭・大瀬初三郎とオホーツクの海―(新潮新書)
新潮新書
ノンフィクション一般
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:シレトコニイキルオオセンドウオオセハツサブロウトオホーツクノウミシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610144-1
紙書籍ISBN:978-4-10-610144-1
知床のことはこの海の男に聴け! 世界自然遺産の驚くべき現在――。
知床のことはこの男に聴け! オホーツクの海に四十余年、大船頭・大瀬初三郎はその目で見たことだけを真直ぐに語る。サケやマスについて、ヒグマやシカについて、木や草について、潮や風について、さらには流氷について……。いずれの言葉も深い。著者は二十年の歳月をかけて繰り返しこの北の地を訪れ、彼の話に耳を傾けてきた。その体験を手がかりに、世界自然遺産に登録された知床の自然を考える。
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立松和平(タテマツ・ワヘイ) プロフィール
(1947-2010)栃木県生れ。早稲田大学政治経済学部卒。在学中に「自転車」で早稲田文学新人賞。卒業後、種々の職業を経験、故郷に戻って宇都宮市役所に勤務した。1980(昭和55)年「遠雷」で野間文芸新人賞、1993(平成5)年『卵洗い』で坪田譲治文学賞、1997年『毒─風聞・田中正造─』で毎日出版文化賞、2002年歌舞伎座上演「道元の月」台本で大谷竹次郎賞、『道元禅師』で2007年泉鏡花文学賞、2008年親鸞賞を受賞。