義理と人情―長谷川伸と日本人のこころ―(新潮選書)
新潮選書
評論一般
文学論
作家論
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作品カナ:ギリトニンジョウハセガワシントニホンジンノココロシンチョウセンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-603689-7
紙書籍ISBN:978-4-10-603689-7
武士道にも通ずる任侠道の真の精神とは何か? 日本人の奥底にひそむ美徳を再考する。
『瞼の母』『一本刀土俵入』『日本捕虜志』などで知られる明治生まれの大衆作家・長谷川伸。終生、アウトローや敗者の視線を持ち続け、日本人のこころの奥底に横たわる倫理観、道徳感覚に光を当てた。その作品を読み直し、現代の日本人に忘れ去られた「弱者へのヒューマニズム」「含羞を帯びた反権力」の生き様を考察。
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山折哲雄(ヤマオリ・テツオ) プロフィール
宗教学者、評論家。1931(昭和6)年、サンフランシスコ生まれ。1954年、東北大学インド哲学科卒業。国際日本文化研究センター名誉教授(元所長)、国立歴史民俗博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授。著書に『義理と人情 長谷川伸と日本人のこころ』『これを語りて日本人を戦慄せしめよ 柳田国男が言いたかったこと』『「ひとり」の哲学』など多数。