日々の泡(新潮文庫)
新潮文庫
フランス文学
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ヒビノアワシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-214811-2
紙書籍ISBN:978-4-10-214811-2
肺に睡蓮の花を咲かせ死に瀕する恋人……。若者の幻想的世界を描いた恋愛小説の傑作。
愛を語り、友情を交わし、人生の夢を追う、三組の恋人たち――純情無垢のコランと彼の繊細な恋人のクロエ。愛するシックを魅了し狂わせる思想家の殺害をもくろむ情熱の女アリーズ。料理のアーティストのニコラと彼のキュートな恋人のイジス。人生の不条理への怒りと自由奔放な幻想を結晶させた永遠の青春小説。「20世紀の恋愛小説中もっとも悲痛な小説」と評される最高傑作。
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ボリス・ヴィアン(Vian,Boris) プロフィール
(1920-1959)パリ郊外に生れた。ジャズ・トランペット奏者、シャンソンの作詞作曲をする傍ら、小説、戯曲を書いた。死後、コクトー、サルトルらに評価されて若者たちの爆発的支持を得る。『日々の泡』はボーヴォワールやクノーに絶賛された。著書に『墓に唾をかけろ』『北京の秋』などがある。
この著者の書籍
曾根元吉(ソネ・モトキチ) プロフィール
1912年、大阪生れ。京都大学文学部仏文学科中退。ジャン・コクトー、ジャン・ジュネなど、フランス文学の翻訳をてがける。