操縦不能(新潮文庫)

内田幹樹/著
配信開始日: 2016/09/23
価格:715円(税込)
新潮文庫
文芸一般 ミステリ サスペンス TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ソウジュウフノウシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-116043-6
高度も速度も分からない! 万策尽きて墜落を待つばかりのジャンボ機を、地上でシミュレーターを操る、元訓練生・岡本望美が救う。
北朝鮮からの亡命者を乗せたワシントン行き002便は、大雪のため遅れて離陸した。その直後、機長二人が倒れ、コクピットには副操縦士の江波だけが残された。そして墜落の危機が訪れる。速度と高度を示す計器がなぜか狂いはじめたのだ。万策尽きた江波に、救いの女神が現れる。元訓練生の岡本望美が、地上のシミュレーターで“一緒に飛ぶ"というのだ。最も危険な夜間飛行が、いま始まる。

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内田幹樹(ウチダ・モトキ) プロフィール

(1940-2006)東京都生れ。1965(昭和40)年、航空会社入社。ボーイング747-400などの機長として国内線、国際線に乗務。その間十数年にわたり、操縦教官としてライン・パイロットの教育にあたった。1997(平成9)年、処女長編小説『パイロット・イン・コマンド』でサントリーミステリー大賞優秀作品賞受賞。プロのパイロットが書いた本格航空小説として高い評価を受けた。他に『機体消失』『操縦不能』『査察機長』『拒絶空港』がある。小説の一方、その経験を生かしたエッセイも手がけ、『機長からアナウンス』『機長からアナウンス 第2便』は、ともにベストセラーとなった。

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