燃えあがる緑の木―第三部 大いなる日に―(新潮文庫)

大江健三郎/著
配信開始日: 2014/03/14
価格:715円(税込)
新潮文庫
文芸一般
作品カナ:モエアガルミドリノキ03オオイナルヒニシンチョウブンコ
シリーズ名: 燃えあがる緑の木
紙書籍ISBN:978-4-10-112620-3
厳しい外圧、武闘派と巡礼団の抗争、――教会分裂寸前の夜に、「緑の木」が燃えあがる! 個々の魂を無差別に呑み込んでしまう巨大で不気味なものに対する解毒剤を処方する試み。
教会を離れた私が性の遍歴から帰還すると、襲撃を受け障害者となったギー兄さんは、遥かに大きな存在となっていた。しかし、戦闘力を増す農場派と巡礼団の対立が深まり、巨大化と外的緊張の中で分裂の危機を迎える教会のメンバーに、ギー兄さんは最後の告白を行った。そしてその夜「緑の木」が燃えあがる!「神」に極限まで近づき、なお新たな道を求めるライフワーク、完結編。

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大江健三郎(オオエ・ケンザブロウ) プロフィール

(1935-2023)1935(昭和10)年、愛媛県生れ。東京大学文学部仏文科卒業。在学中に「奇妙な仕事」で注目され、1958年「飼育」で芥川賞を受賞。1994(平成6)年ノーベル文学賞受賞。主な作品に『個人的な体験』『万延元年のフットボール』『洪水はわが魂に及び』『懐かしい年への手紙』『「燃えあがる緑の木」三部作』『「おかしな二人組(スゥード・カップル)」三部作』『水死』『晩年様式集(イン・レイト・スタイル)』などがある。

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