消人屋敷の殺人(新潮文庫)
新潮文庫
文芸一般
ミステリ
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ショウジンヤシキノサツジンシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-102051-8
紙書籍ISBN:978-4-10-102051-8
嵐で巨大な密室となった館で、新たな人間消失が! 読者を挑発する本格ミステリ長篇。
明治初頭、日影一族の棟梁の隠居所だった武家屋敷が官憲に包囲されたが、一族は忽然と姿を消した。奇怪な伝承に彩られ、断崖絶壁の岬の突端に建つこの館を人は「消人屋敷」と呼ぶ。ここに隠遁する覆面作家を訪ねた女性編集者が失踪、三ヵ月後、謎の招待状で五人の関係者が集まった。嵐で巨大な密室となり、また不可解な人間消失が起こる。読者を挑発する本格ミステリ長篇、驚愕の結末!(解説・村上貴史)
関連記事
購入サイト
深木章子(ミキ・アキコ) プロフィール
1947(昭和22)年東京都出身。弁護士として活動したのち、60歳で執筆活動を開始。2010(平成22)年『鬼畜の家』で島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞し、同作で翌年作家デビュー。2013年『衣更月(きさらぎ)家の一族』で、2014年『螺旋の底』で本格ミステリ大賞の候補に。2016年『ミネルヴァの報復』が日本推理作家協会賞の候補となり、注目を浴びている。他の著書に『殺意の構図』『敗者の告白』『交換殺人はいかが?』『猫には推理がよく似合う』『極上の罠をあなたに』『欺瞞の殺意』。