深夜特急4―シルクロード―(新潮文庫)【増補新版】
新潮文庫
エッセイ・随筆
紀行・旅行
ノンフィクション一般
ルポルタージュ
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:シンヤトッキュウ04シルクロードシンチョウブンコゾウホシンパン
シリーズ名: 深夜特急
紙書籍ISBN:978-4-10-123531-8
シリーズ名: 深夜特急
紙書籍ISBN:978-4-10-123531-8
悠久の絹の道と魔的な砂の海――。ただ茫然と息を呑みつつ、前へ、前へ。
パキスタンの長距離バスは、凄まじかった。道の真ん中を猛スピードで突っ走り、対向車と肝試しのチキン・レースを展開する。そんなクレイジー・エクスプレスで、〈私〉はシルクロードを一路西へと向かった。カブールではヒッピー宿の客引きをしたり、テヘランではなつかしい人との再会を果たしたり。〈私〉は冬の訪れを怖れつつ、前へ前へと進むことに快感のようなものを覚えはじめていた――。今福龍太氏との対談「終わりなき旅の途上で」を収録。「あの旅をめぐるエッセイIV 秋の果実」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年八月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。
関連記事
購入サイト
沢木耕太郎(サワキ・コウタロウ) プロフィール
1947年、東京生れ。横浜国大卒業。『若き実力者たち』でルポライターとしてデビューし、1979年『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、1982年『一瞬の夏』で新田次郎文学賞、1985年『バーボン・ストリート』で講談社エッセイ賞を受賞。1986年から刊行が始まった『深夜特急』三部作では、1993年、JTB紀行文学賞を受賞した。ノンフィクションの新たな可能性を追求し続け、1995年、檀一雄未亡人の一人称話法に徹した『檀』を発表、2000年には初の書き下ろし長編小説『血の味』を刊行。2006年『凍』で講談社ノンフィクション賞を、2014年『キャパの十字架』で司馬遼太郎賞を、2023年『天路の旅人』で読売文学賞を受賞。ノンフィクション分野の作品の集大成として「沢木耕太郎ノンフィクション」が刊行されている。
この著者の書籍
エッセイ・随筆のおすすめ書籍
紀行・旅行のおすすめ書籍
ノンフィクション一般のおすすめ書籍
ルポルタージュのおすすめ書籍
-
私の「蟹工船」日記(新潮45 eBooklet 教養編7)2010/01/29220円(税込)
-
逃亡15年「オウム最後の大物」平田信の肉声(新潮45 eBooklet 事件編12)2009/11/27220円(税込)
-
貧困を往く 続・私の「蟹工船」日記(新潮45 eBooklet 教養編8)2010/02/12220円(税込)
-
絶命の瞬間まで録音した、妻子殺し社長の「自殺実況テープ」(新潮45 eBooklet 事件編7)2008/12/12220円(税込)
-
子宮の歩き方? 女一人のEUセックスめぐり(新潮45 eBooklet 性編5)2008/02/15220円(税込)