わたしが行ったさびしい町

松浦寿輝/著
配信開始日: 2021/02/25
価格:1,980円(税込)
単行本
エッセイ・随筆 紀行・旅行 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ワタシガイッタサビシイマチ
紙書籍ISBN:978-4-10-471704-0
最高の旅とはさびしい旅にほかなるまい。人生の最深部に触れる、通り過ぎた町の記憶。
泡粒のように浮かんできては消えてゆく旅先の記憶。ペスカーラ、名瀬、シャトー=シノン、台南、トラステヴェレ、コネマラ、タクナ、長春、中軽井沢……。日常を離れた旅の途上で、人は凝り固まってしまっていた観念や思い込みを脱ぎ捨て、心も躯も身軽になる。こんな時代だからこそ読みたい、活字で旅する極上の20篇。

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松浦寿輝(マツウラ・ヒサキ) プロフィール

1954年東京生まれ。詩人、小説家、東京大学名誉教授。1988年、詩集『冬の本』で高見順賞受賞。1995年、評論『エッフェル塔試論』で吉田秀和賞、1996年『折口信夫論』で三島由紀夫賞、2000年『知の庭園――19世紀パリの空間装置』で芸術選奨文部大臣賞受賞。同年「花腐し」で芥川賞、2004年『半島』で読売文学賞、2005年『あやめ 鰈 ひかがみ』で木山捷平文学賞、2009年、詩集『吃水都市』で萩原朔太郎賞、2014年、詩集『afterward』で鮎川信夫賞、2015年、評論『明治の表象空間』で毎日芸術賞特別賞、2017年『名誉と恍惚』で谷崎潤一郎賞、2019年『人外』で野間文芸賞を受賞。他の小説作品として、『もののたはむれ』『幽』『巴』『そこでゆっくりと死んでいきたい気持をそそる場所』『川の光』『月岡草飛の謎』、評論・随筆作品として、『口唇論 記号と官能のトポス』『平面論 一八八〇年代西欧』『官能の哲学』『散歩のあいまにこんなことを考えていた』『黄昏客思』など。2019年、日本芸術院賞を受賞。日本芸術院会員。

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