采女の怨霊―小余綾俊輔の不在講義―(新潮文庫)
新潮文庫
文芸一般
ミステリ
作品カナ:ウネメノオンリョウコユルギシュンスケノフザイコウギシンチョウブンコ
シリーズ名: 小余綾俊輔の歴史講義シリーズ
紙書籍ISBN:978-4-10-120075-0
シリーズ名: 小余綾俊輔の歴史講義シリーズ
紙書籍ISBN:978-4-10-120075-0
藤原氏が怖れた〈大怨霊〉の正体とは。奈良・猿沢池の畔の謎めいた神社に封印された深すぎる闇。古代史ミステリー。
奈良・猿沢池の畔に鎮座する「采女神社」は池に背を向け、平素は固く門を閉ざしている。昔、入水した采女の霊を慰める祭では、門が開かれるというのだが……。そもそも、なぜ下級女官の鎮魂が連綿と続いているのか。春日大社から壬申の乱、皇位継承の闇、平城京の怨霊封じに続く謎。民俗学者、小余綾俊輔の推理が、隠された古代史を解き明かす。鍵を握る采女とは何者か。歴史真相ミステリー。(解説・北夏輝)
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高田崇史(タカダ・タカフミ) プロフィール
1958(昭和33)年、東京都生れ。明治薬科大学卒。1998(平成10)年『QED 百人一首の呪』でメフィスト賞を受賞し、作家デビュー。数々の作品にて、独自の歴史、宗教的考察を展開し、ミステリ界の注目を集める。QED及び関連シリーズは、200万部を超えるベストセラーとなっている。近著に、『神の時空 前紀 女神の功罪』『古事記異聞 オロチの郷、奥出雲』『古事記異聞 陽昇る国、伊勢』『鬼門の将軍 平将門』『卑弥呼の葬祭』『源平の怨霊』『江ノ島奇譚』『采女の怨霊』『猿田彦の怨霊』などがある。