池波正太郎の銀座日記[全](新潮文庫)
新潮文庫
エッセイ・随筆
作品カナ:イケナミショウタロウノギンザニッキゼンシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-115659-0
紙書籍ISBN:978-4-10-115659-0
×月×日 アクション映画を楽しむ。×月×日 怠け癖がついてしまい悩む。×月×日 自分の古い作品の面白さに驚く。池波先生が率直に綴る、等身大の日常。
週に何度となく出かけた街・銀座。少年のころから通いなれたあの店、この店。そこで出会った味と映画と人びとは、著者の旺盛な創作力の源であった。「銀座日記」は、街での出来事を芯にした、ごく簡潔な記述のなかに、作家の日常とそこから導かれる死生観を巧みに浮き彫りにして大好評であった。急逝の2カ月前まで、8年にわたった連載の全てを1冊に収めた文庫オリジナル版。
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池波正太郎(イケナミ・ショウタロウ) プロフィール
(1923-1990)東京・浅草生れ。下谷・西町小学校を卒業後、茅場町の株式仲買店に勤める。戦後、東京都の職員となり、下谷区役所等に勤務。長谷川伸の門下に入り、新国劇の脚本・演出を担当。1960(昭和35)年、「錯乱」で直木賞受賞。「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」の3大シリーズをはじめとする膨大な作品群が絶大な人気を博しているなか、急性白血病で永眠。