憂鬱な10か月

イアン・マキューアン/著、 村松潔/訳
配信開始日: 2018/06/22
価格:1,980円(税込)
新潮クレスト・ブックス
イギリス文学 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ユウウツナジュッカゲツ
紙書籍ISBN:978-4-10-590147-9
わたしは逆さまになって、ある女のなかにいる――。胎児が語る人間のたちの世界。
誕生の日を待ちながら、母親のお腹のなかにいる「わたし」。その耳に届く、愛の囁き、ラジオの音、そして犯罪の気配――。胎内から窺い知る、まだ見ぬ外の世界。美しい母、詩を愛する父、父の強欲な弟が繰り広げる、まったく新しい『ハムレット』。サスペンスと鋭い洞察、苦い笑いに満ちた、英国の名匠による極上の最新作。

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イアン・マキューアン(McEwan,Ian) プロフィール

1948年、英国ハンプシャー生まれ。シンガポール、トリポリなどで少年時代を過ごす。イースト・アングリア大学創作科で修士号を取得後、第一短篇集『最初の恋、最後の儀式』(1975)でサマセット・モーム賞を受賞。『アムステルダム』(1998)でブッカー賞受賞。『贖罪』(2001)で全米批評家協会賞など多数の賞を受賞。2011年、エルサレム賞受賞。現代イギリスを代表する作家のひとり。他の作品に『初夜』『ソーラー』『甘美なる作戦』『未成年』『憂鬱な10か月』など。

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村松潔(ムラマツ・キヨシ) プロフィール

1946年、東京生まれ。訳書にイアン・マキューアン『初夜』『ソーラー』『未成年』『恋するアダム』、シーグリッド・ヌーネス『友だち』、マリアンヌ・クローニン『レニーとマーゴで100歳』、ジョン・バンヴィル『いにしえの光』、T・E・カーハート『パリ左岸のピアノ工房』、エクトール・マロ『家なき子』、ジュール・ヴェルヌ『海底二万里』など。

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