彩瀬まる(アヤセ・マル)
1986(昭和61)年、千葉県生れ。上智大学文学部卒。2010(平成22)年「花に眩む」で「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞しデビュー。2017年に『くちなし』で、2021(令和3)年に『新しい星』で直木賞候補となる。著書に『あのひとは蜘蛛を潰せない』『桜の下で待っている』『やがて海へと届く』『朝が来るまでそばにいる』『草原のサーカス』『かんむり』など。2023年には『花に埋もれる』所収の短編「ふるえる」がイギリスの老舗文芸誌「GRANTA」に掲載、『森があふれる』の英語版が出版されるなど海外でも高い評価を受ける。小説の他に東日本大震災被災記『暗い夜、星を数えて』がある。
書籍一覧
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草原のサーカス(新潮文庫)2023/08/29737円(税込)
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花に埋もれる2023/03/171,760円(税込)
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朝が来るまでそばにいる(新潮文庫)2020/02/14539円(税込)
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暗い夜、星を数えて―3・11被災鉄道からの脱出―(新潮文庫)2019/08/16473円(税込)
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ここから先はどうするの―禁断のエロス―(新潮文庫)2019/06/28539円(税込)
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鍵のかかった部屋 5つの密室(新潮文庫nex)2018/09/07649円(税込)
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あのひとは蜘蛛を潰せない(新潮文庫)2016/02/19572円(税込)
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川と星―東日本大震災に遭って―2011/06/10330円(税込)
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花に眩む(R-18文学賞eBooklet)2010/11/05220円(税込)
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