津村記久子(ツムラ・キクコ)
1978(昭和53)年大阪市生まれ。2005(平成17)年「マンイーター」(のちに『君は永遠にそいつらより若い』に改題)で太宰治賞を受賞してデビュー。2008年『ミュージック・ブレス・ユー!!』で野間文芸新人賞、2009年「ポトスライムの舟」で芥川賞、2011年『ワーカーズ・ダイジェスト』で織田作之助賞、2013年「給水塔と亀」で川端康成文学賞、2016年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞、2017年『浮遊霊ブラジル』で紫式部文学賞受賞。2023年『水車小屋のネネ』で谷崎潤一郎賞受賞、同作は2024年本屋大賞2位に。他の作品に『アレグリアとは仕事はできない』『カソウスキの行方』『サキの忘れ物』『やりなおし世界文学』などがある。
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