負けんとき(上)―ヴォーリズ満喜子の種まく日々―(新潮文庫)
新潮文庫
文芸一般
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作品カナ:マケントキ01ヴォーリズマキコノタネマクヒビシンチョウブンコ
シリーズ名: 負けんとき
紙書籍ISBN:978-4-10-129621-0
シリーズ名: 負けんとき
紙書籍ISBN:978-4-10-129621-0
運命に翻弄されながらも、自らの人生を切り開いていった男女の姿を描く、感動の大作、上巻。
明治半ば、播州(兵庫県南部)小野藩最後の藩主の娘として生まれた一柳(ひとつやなぎ)満喜子。封建的な家で育った満喜子だが、平民の通う女学校に進んで、アメリカ人教師から英語やキリスト教の精神を教えられ、神戸女学院では音楽を学ぶ。乳兄弟の佑之進との恋は実らず、傷心の彼女はアメリカに留学することに……。運命に翻弄されながらも、自らの人生を切り開いていった女の姿を描く感動の大作。※新潮文庫に掲載の写真は、電子版には収録しておりません。
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玉岡かおる(タマオカ・カオル) プロフィール
1956(昭和31)年、兵庫県生れ。神戸女学院大学文学部卒。1987(昭和62)年、『夢食い魚のブルー・グッドバイ』で神戸文学賞を受賞し、作家デビュー。2009(平成21)年、『お家さん』で織田作之助賞受賞。2022(令和4)年、『帆神 北前船を馳せた男・工楽松右衛門』で新田次郎文学賞、舟橋聖一文学賞受賞。主な著書に『銀のみち一条』『負けんとき ヴォーリズ満喜子の種まく日々』『天平の女帝 孝謙称徳』『花になるらん 明治おんな繁盛記』『春いちばん 賀川豊彦の妻ハルのはるかな旅路』など。