絶滅魚クニマスの発見―私たちは「この種」から何を学ぶか―(新潮選書)
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作品カナ:ゼツメツギョクニマスノハッケンワタシタチハコノシュカラナニヲマナブカシンチョウセンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-603864-8
紙書籍ISBN:978-4-10-603864-8
70年の時を超え、再び姿を現した魚「クニマス」が語り始めた。
1940年、秋田県田沢湖だけに生息した魚が環境改変で絶滅した――。だが、生きていた。遠く離れた山梨県西湖で。なぜ西湖に? なぜ誰も気づかなかったのか? クニマスという魚の驚くべき生態から生まれた疑問が発見を導き、分類学、ダーウィン進化論、そして絶滅に向きあった人々の歴史へと広がってゆく。「種」を巡る壮大な物語。
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中坊徹次(ナカボウ・テツジ) プロフィール
1949年京都府生まれ。京都大学名誉教授。京都大学大学院農学研究科博士課程修了(農学博士)。専門は魚類学。著書に『日本産魚類検索 全種の同定 初版、第2版、英文版、第3版』(編著、東海大学出版会)、『日本産魚類全種の学名 語源と解説』(共著、東海大学出版部)、『日本魚類館』(編・監修・著、小学館)などがある。