考える親鸞―「私は間違っている」から始まる思想―(新潮選書)
新潮選書
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哲学・思想
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作品カナ:カンガエルシンランワタシハマチガッテイルカラハジマルシソウシンチョウセンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-603873-0
紙書籍ISBN:978-4-10-603873-0
「己の正しさを疑わない」言説ばかりの今こそ、親鸞が必要である――。
右翼から左翼、文学者や哲学者まで、近代以降の論客がその魅力や影響を語り続けてきた国民的高僧・親鸞。「懺悔の達人」「反権力の象徴」「宗教の解体者」など、それぞれの親鸞論を読み解き、「絶対他力」「自然法爾」といった思想の核心に迫る。日本人の“知的源泉”に親鸞あり――。気鋭の研究者による、親鸞論の決定版!
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碧海寿広(オオミ・トシヒロ) プロフィール
1981年東京生まれ。専門は近代仏教研究。武蔵野大学准教授。慶應義塾大学経済学部卒、同大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。龍谷大学アジア仏教文化研究センター博士研究員などを経て、2019年4月より現職。2013年、第29回暁烏敏賞・第一部門(哲学・思想に関する論文)入選。著書に『近代仏教のなかの真宗』(法藏館)、『入門 近代仏教思想』(ちくま新書)、『仏像と日本人』(中公新書)、『科学化する仏教』(角川選書)等がある。