欺す衆生(新潮文庫)

月村了衛/著
配信開始日: 2022/02/28
価格:1,155円(税込)
新潮文庫
文芸一般 経済・社会小説
作品カナ:ダマスシュジョウシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-121272-2
二人の天才詐欺師は泥沼から頂点にまで這い上がった――。山田風太郎賞受賞の犯罪巨編。
戦後最大の詐欺集団、横田商事。その崩壊を目撃した隠岐隆は同じく元社員の因幡充に勧誘され、嫌々ながら再び悪事に手を染める。次第に才能を開花させる隠岐。さらには二人の成功を嗅ぎつけ、経済ヤクザの蒲生までもが加わってきた。口舌で大金を奪い取ることに憑かれた男たち。原野商法から海外ファンドにまで沸騰してゆく遊戯の果てに見えるのは光明か地獄か。山田風太郎賞受賞の犯罪巨編。(解説・酒井貞蔵)

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月村了衛(ツキムラ・リョウエ) プロフィール

1963(昭和38)年、大阪府生れ。早稲田大学第一文学部卒。2010(平成22)年、『機龍警察』で小説家としてデビュー。冒険小説の新たな旗手として高く評価される。2012年『機龍警察 自爆条項』で日本SF大賞を受賞。2013年『機龍警察 暗黒市場』で吉川英治文学新人賞を受賞。2015年、『コルトM1851残月』で大藪春彦賞を、『土漠の花』で日本推理作家協会賞を受賞。2019(令和元)年、『欺す衆生』で山田風太郎賞を受賞している。他の著書に『東京輪舞(ロンド)』『奈落で踊れ』『白日』『機龍警察 白骨街道』『ビタートラップ』などがある。

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