ヒトはなぜ死ぬ運命にあるのか―生物の死 4つの仮説―(新潮選書)
新潮選書
ノンフィクション一般
生物学
科学一般
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ヒトハナゼシヌウンメイニアルノカセイブツノシヨッツノカセツシンチョウセンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-603881-5
紙書籍ISBN:978-4-10-603881-5
寿命って何だろう? なぜ、私たちは進化の末にそれを獲得していったのか?
約40億年前に誕生した初期の生物に、寿命はなかった。にもかかわらず、死ぬことは必要だった――生物は進化し、多様性を生み出し、複雑な構造となったからだ。生物は生き残るため、寿命を得たのである。「死」に関する4つの仮説の歴史的な盛衰を通して、生物の「寿命」がどのように生まれたのかをひもといていく。
購入サイト
更科功(サラシナ・イサオ) プロフィール
1961年、東京都生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業。民間企業を経て大学に戻り、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。博士(理学)。専門は分子古生物学。2022年5月現在、武蔵野美術大学教授、東京大学非常勤講師。『化石の分子生物学――生命進化の謎を解く』(講談社現代新書)で、第29回講談社科学出版賞を受賞。著書に『宇宙からいかにヒトは生まれたか――偶然と必然の138億年史』『進化論はいかに進化したか』(共に新潮選書)、『絶滅の人類史――なぜ「私たち」が生き延びたのか』(NHK出版新書)、『若い読者に贈る美しい生物学講義――感動する生命のはなし』(ダイヤモンド社)など。