ごんぎつねの夢(新潮文庫)

本岡類/著
配信開始日: 2024/04/24
価格:781円(税込)
新潮文庫
文芸一般 ミステリ TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ゴンギツネノユメシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-127612-0
「犯人」は原稿の中にいた! クラス会での発砲事件、謎の犯行計画。ミステリーの傑作!
15年ぶりのクラス会にキツネ面の男が乱入し、散弾銃を発砲した。SATにより射殺された犯人は、なんと恩師だった。幹事の有馬に託されたメッセージは「ごんぎつねの夢を広めてくれ」。次第に見えてくる恩師の過去、名作「ごんぎつね」にまつわる哀しい史実、消えたかつての同級生の秘密……。探索の果て、周到な計画と謎の原稿に隠された真相が明らかになる。切なさと希望に満ちたミステリー。(解説・伊与原新)

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本岡類(モトオカ・ルイ) プロフィール

1951(昭和26)年、千葉県生れ。早稲田大学政治経済学部卒業後、出版社に入社。1981年「歪んだ駒跡」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。1993(平成5)年には、『真冬の誘拐者』が直木賞候補となる。主な小説に、『鎖された旅券』『羊ゲーム』『夏の魔法』『愛の挨拶』など。また、母親の介護をきっかけにヘルパー2級の資格を取得、特別養護老人ホームに勤務した経験を書いたノンフィクション『介護現場は、なぜ辛いのか 特養老人ホームの終わらない日常』をはじめ、『大往生したいなら老人ホーム選びは他人にまかせるな!』などがある。小説の近著としては『聖乳歯の迷宮』がある。

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