そして殺人者は野に放たれる(新潮文庫)

日垣隆/著
配信開始日: 2008/01/25
価格:528円(税込)
新潮文庫
ノンフィクション一般 ドキュメンタリー 法律 メディア・マスコミ
作品カナ:ソシテサツジンシャハノニハナタレルシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-130051-1
無罪判決。その時、殺人者はニヤリと笑った――あの殺人者たちが罪に問われず社会に戻ってくる!! 日本の無法ぶりを暴いた渾身の衝撃作。
無罪判決。その時、殺人者はニヤリと笑った――「テレビがうるさい」と近隣の5人を滅多刺しにした男が、泥酔し見知らぬ主婦を背後から殺傷した通り魔が、罪に問われず社会に戻ってくる!! 「心神喪失者の行為は罰しない」という法の下に――。ある殺人者は「やられたほうが悪い。自分は被害者」と開き直り、ある殺人者は「死んだ人間は運命だと思って諦めたほうがいい」と口にする……こうして彼らは、何度も何度も野に解き放たれる! 日本の無法ぶりを暴いた渾身の衝撃作。

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日垣隆(ヒガキ・タカシ) プロフィール

1958(昭和33)年、長野県生れ。東北大学法学部卒業。「『買ってはいけない』はインチキ本だ」(『それは違う!』所収)で文藝春秋読者賞、「辛口評論家の正体」(『偽善系II』所収)で編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞・作品賞、『そして殺人者は野に放たれる』で新潮ドキュメント賞を受賞。メールマガジン「ガッキィファイター」ほか、ラジオ、テレビでも旺盛な活動を続けている。『勝間和代現象を読み解く』『〈北朝鮮〉はなぜ嫌われるのか』『秘密とウソと報道』『戦場取材では食えなかったけれど』『少年リンチ殺人─ムカついたから、やっただけ─』など著書多数。

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