隠花平原(上)(新潮文庫)

松本清張/著
配信開始日: 2012/08/01
価格:660円(税込)
新潮文庫
文芸一般 ミステリ サスペンス TTS(読み上げ)対応
作品カナ:インカヘイゲン01シンチョウブンコ
シリーズ名: 隠花平原
紙書籍ISBN:978-4-10-110967-1
新興宗教の深層に迫る予見的長編! 閑静な住宅地で殺された義兄。謎を追う弟は、社会の裏面に足を踏み込む。
杉並の閑静な住宅街で、帰宅途次の銀行員が撲殺された。捜査は進展せず事件は迷宮入りとなるが、被害者の妻の弟で若手画家の山辺修二は、義兄は誰かと間違われたのでは、と思い至る。では誰と? やがて浮びあがった謎の男の陰に、見え隠れする新興宗教団体と地方銀行のつながり。そんな折も折、修二は問題の銀行の頭取を通じて、その宗教団体から大作絵画の制作を依頼された……。

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松本清張(マツモト・セイチョウ) プロフィール

(1909-1992)福岡県小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。1958年の『点と線』は推理小説界に“社会派”の新風を生む。生涯を通じて旺盛な創作活動を展開し、その守備範囲は古代から現代まで多岐に亘った。

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