ハイパーインフレの悪夢―ドイツ「国家破綻の歴史」は警告する―

アダム・ファーガソン/著、 黒輪篤嗣/訳、 桐谷知未/訳、 池上彰/解説
配信開始日: 2022/12/23
価格:2,420円(税込)
単行本
経済 社会
作品カナ:ハイパーインフレノアクムドイツコッカハタンノレキシハケイコクスル
紙書籍ISBN:978-4-10-506271-2
貨幣価値の下落と物価の上昇が限度を超えたとき、私たちの日常は激変する。
100年前、大量の国債を発行し続けたドイツ。通貨安による好況を味わったのも束の間、やがて深刻な物価高騰が庶民の生活を襲う。失業と破産が増え、モラルが失われ、ありとあらゆる対立が噴出するなかで、ひとびとはどう行動し、社会がどう崩壊していったのか。破綻の前触れから末路までを生々しく描き出した迫真のドキュメント。(解説・池上彰)

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アダム・ファーガソン(Fergusson,Adam) プロフィール

1932年スコットランド生まれ。イートン校からケンブリッジ大学に進み歴史学を修めたのち、ジャーナリストに。ザ・タイムズ紙などで健筆をふるった。また、欧州統合に深くかかわり、英外務省の特別顧問、欧州議会の議員を務めた。『ハイパーインフレの悪夢―ドイツ「国家破綻の歴史」は警告する―』の舞台は第一次世界大戦後のドイツ。紙幣の濫発により通貨の価値が下落し、誘発されたハイパーインフレによって社会が崩壊していく過程は、今でも貴重な教訓として引き合いに出される。その発生から終息に至るまでを当時の日記や同時代人の証言、外交資料などを駆使して生々しく描きだした本書は、欧米で数多くの高い評価を受けている。

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黒輪篤嗣(クロワ・アツシ) プロフィール

翻訳家。上智大学文学部哲学科卒。ノンフィクション、ビジネス書の翻訳を幅広く手がける。おもな訳書に『ハイパーインフレの悪夢』、『アリババ』(ともに新潮社)、『レゴはなぜ世界で愛され続けているのか』(日本経済新聞出版社)、『ドーナツ経済学が世界を救う』(河出書房新社)などがある。

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桐谷知未(キリヤ・トモミ) プロフィール

翻訳家。東京都出身、南イリノイ大学ジャーナリズム学科卒業。ビル・ブライソン『人体大全─なぜ生まれ、死ぬその日まで無意識に動き続けられるのか』、アダム・ファーガソン『ハイパーインフレの悪夢─ドイツ「国家破綻の歴史」は警告する』(黒輪篤嗣との共訳)、カリ・ニクソン『パンデミックから何を学ぶか─子育て・仕事・コミュニティをめぐる医療人文学』、キャロリン・A・デイ『ヴィクトリア朝 病が変えた美と歴史─肺結核がもたらした美、文学、ファッション』、フィリップ・ボール『人工培養された脳は「誰」なのか─超先端バイオ技術が変える新生命』、ジョセフ・E・スティグリッツ『これから始まる「新しい世界経済」の教科書』など訳書多数。

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池上彰(イケガミ・アキラ) プロフィール

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