43回の殺意―川崎中1男子生徒殺害事件の深層―(新潮文庫)
新潮文庫
ノンフィクション一般
ルポルタージュ
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ヨンジュウサンカイノサツイカワサキチュウイチダンシセイトサツガイジケンノシンソウシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-132539-2
紙書籍ISBN:978-4-10-132539-2
宮部みゆき氏驚愕! 家に居場所を失い、夜の町を流浪する少年たちはなぜ人を殺したのか。
2015年2月20日未明、凍てつく風が吹きつける多摩川の河川敷で、上村遼太君は全裸で息も絶え絶えに草地を這っていた。カッターで全身を43カ所も刺されて――。後に殺人などの容疑で逮捕された3人の未成年者が法廷で明かした理不尽な殺意。彼らに反省の色はない。そして互いに責任を擦り付け、攻撃し合う被害者の両親……。無辜の少年はなぜ命を奪われたのか。緻密な取材を基に深層を炙り出す。
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石井光太(イシイ・コウタ) プロフィール
1977年、東京都生まれ。海外の最深部に分け入り、その体験を元に『物乞う仏陀』を上梓。斬新な視点と精密な取材、そして読み応えのある筆致でたちまち人気ノンフィクション作家に。近年はノンフィクションだけでなく、小説、児童書、写真集、漫画原作、シナリオなども発表している。主な作品に『絶対貧困』『遺体』『43回の殺意』『「鬼畜」の家』『近親殺人』『こどもホスピスの奇跡』(いずれも新潮社)『本当の貧困の話をしよう』『ルポ 誰が国語力を殺すのか』(ともに文藝春秋)『教育虐待一子供を壊す「教育熱心」な親たち』(ハヤカワ新書)など。