ツボちゃんの話―夫・坪内祐三―
単行本
エッセイ・随筆
作家論
ノンフィクション一般
伝記・人物伝
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作品カナ:ツボチャンノハナシオットツボウチユウゾウ
紙書籍ISBN:978-4-10-353981-0
紙書籍ISBN:978-4-10-353981-0
類まれな同時代史の書き手が急逝して一年半――。妻が語る二十五年間の記憶。
「ぼくが死んだらさびしいよ?」が口癖だったあの頃……。けんかばかりしていたけれど憎めない。博覧強記の東京人。生涯一「雑誌小僧」。毎日が締め切りでも、いつもふらふら飲み歩く生粋の遊歩者(フラヌール)。「怒りっぽくて優しく、強情で気弱で、面倒だけど面白い」夫との多事多難な日々が鮮やかに蘇る。そう、みんなツボちゃんを忘れない。
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佐久間文子(サクマ・アヤコ) プロフィール
1964年大阪府生まれ。1986年、朝日新聞社に入社。文化部、「AERA」、「週刊朝日」などで文芸や出版についての記事を執筆。2008年から書評欄の編集長を務め、2011年に退社。著書に『「文藝」戦後文学史』(河出書房新社)。