「線」の思考―鉄道と宗教と天皇と―(新潮文庫)

新潮文庫
ノンフィクション一般
宗教
文化史・文化論
地理
鉄道
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:センノシコウテツドウトシュウキョウトテンノウトシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-134582-6
紙書籍ISBN:978-4-10-134582-6
鉄道だから日本が見えた! 死角に隠された地下水脈をめぐる鉄旅ツアー。
なぜ小田急江ノ島線沿線にはカトリック教会や女学校が多いのか。JR阪和線沿線にはなぜ古代から現代までの歴代天皇の足跡が豊かに残るのか。JR山陽本線沿線の内陸部に多くの新宗教が発生したのはなぜなのか――。鉄路という「線」に沿い、地を這うように移動し、考えることで、歴史の死角に隠された地下水脈が発掘される。旅情をそそり、知的興奮のとまらない歴史紀行ミステリー・ツアー。(解説・山本理顕)
関連記事
購入サイト
原武史(ハラ・タケシ) プロフィール

1962年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。東京大学大学院博士課程中退。明治学院大学教授、放送大学教授を歴任し、2025年5月現在は明治学院大学名誉教授・放送大学客員教授。専攻は日本政治思想史。著書に『「民都」大阪対「帝都」東京』(サントリー学芸賞受賞)、『大正天皇』(毎日出版文化賞受賞)、『滝山コミューン 一九七四』(講談社ノンフィクション賞受賞)、『昭和天皇』(司馬遼太郎賞受賞)、『レッドアローとスターハウス』、『「線」の思考』など多数。2024年、日本政治法律学会現代政治学会賞受賞。