宮沢賢治の真実―修羅を生きた詩人―(新潮文庫)

今野勉/著
配信開始日: 2020/06/19
価格:880円(税込)
新潮文庫
評論一般 文学論 作家論
作品カナ:ミヤザワケンジノシンジツシュラヲイキタシジンシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-101971-0
「春と修羅」「永訣の朝」「銀河鉄道の夜」――数々の名作の奥底に潜む実人生の慟哭。
猥、嘲、凶、呪……不穏な文字が並ぶ詩と出会い、著者は賢治の本心を探り始めた。信心深く自然を愛した自身をなぜ「けだもの」と呼んだのか。醜聞にまみれ病床でも自己内省を続けた妹の姿に何を思ったのか。名作『銀河鉄道の夜』の中にどんな欲望を秘めていたのか。緻密かつ周到な取材による謎解きの果て、修羅と化した賢治の“真実”に辿りつく。執念が実った圧倒的ノンフィクション!(解説・首藤淳哉)

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今野勉(コンノ・ツトム) プロフィール

1936(昭和11)年、秋田県生れ。東北大学文学部卒。テレビ演出家、「テレビマンユニオン」最高顧問。1970年にラジオ東京(現TBS)を退社後、日本初の独立系テレビ番組制作会社「テレビマンユニオン」創設に参加。テレビ草創期から数多くのドラマやドキュメンタリーの制作に携わり、既成の枠を超えてテレビ表現を追求する。2020(令和2)年、NHK「宮沢賢治 銀河への旅」の演出と長年にわたるテレビへの貢献が評価され、第61回毎日芸術賞特別賞を受賞。著書に『テレビの嘘を見破る』(新潮新書)、『金子みすゞふたたび』(小学館文庫)など。

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