三島由紀夫を巡る旅―悼友紀行―(新潮文庫)
新潮文庫
評論一般
エッセイ・随筆
作家論
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作品カナ:ミシマユキオヲメグルタビトウユウキコウシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-131356-6
紙書籍ISBN:978-4-10-131356-6
三島さんは、いいヤツでした――。亡き友の「仮面」の下の素顔を語った追善紀行。
「矛盾が多ければ多いほど、その人物は面白いと言うことができます」(キーン氏)――三島は、矛盾に富む人だった。文学を愛し古典の教養溢れる一方で、日本の自然や食文化には無頓着。国内より海外で評価されることを切望し、貴族の存在を嫌いながらも度々作品に登場させた。知られざる素顔と葛藤を目撃していた両著者が亡き友を偲び語り合い、貴重な証言録となった追善紀行。『悼友紀行』改題。
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徳岡孝夫(トクオカ・タカオ) プロフィール
1930(昭和5)年、大阪生れ。毎日新聞社社会部、『サンデー毎日』、『英文毎日』の各記者を務め、1997(平成9)年に『五衰の人―三島由紀夫私記』で新潮学芸賞を受賞。著書に『妻の肖像』『「民主主義」を疑え!』、訳書に『第三の波』(A・トフラー)『日本文学史』(D・キーン)など。
この著者の書籍
ドナルド・キーン(Keene,Donald Lawrence) プロフィール
(1922-2019)ニューヨーク生れ。コロンビア大学名誉教授。日本文学の研究、海外への紹介などの功績によって1962(昭和37)年、菊池寛賞、1983年、山片蟠桃賞、1990(平成2)年、全米文芸評論家賞、1993年、勲二等旭日重光章を受章。2002年、文化功労者に選ばれる。2008年、文化勲章を受章。2012年、日本国籍を取得。『百代の過客』(読売文学賞、日本文学大賞)『日本人の美意識』『日本の作家』『日本文学史(全18巻)』『明治天皇』(毎日出版文化賞)など著書多数。